「心の拠り所」となる保養をめざして 2018年夏保養の案内

☆第14回目となる夏保養を行います。

 震災から7年。原発事故はいまだ収束していません。過酷な事故が起きた経験にもかかわらず、全国で原発が再稼働されようとしています。いまだ5万人をこえる人たちが避難をおこない、1万5000人が保養を必要としています。小児甲状腺がんは200人をこえています。放射能汚染はさらに見えにくくされています。
 これらは福島の人たちだけの問題ではなく、私たちが「無関心」でいいはずがあり ません。
 保養をつうじて家族同士が手をとりあって、福島・千葉で大きな運動になっていくことが私たちの願いです。
 私たちの保養は、千葉の多くの人びとに支えられ、今夏で14回目を数えます。福島より8家族をむかえて、今年も保養を開催したいと思います。今年は、保養団体の数が少なくなり、本当に貴重な場となっています。ぜひご支援をお願いいたします。


2018年夏保養プロジェクト in 勝浦
●日時:7月21日(土)〜25日(水)
●場所:千葉県勝浦市、民宿神田(勝浦市墨名818-19)
※JR外房線勝浦駅から徒歩10分

☆カンパのお願い!
私たちの活動はすべてカンパでまかなわれています。保養一回につき60万円かかります。ぜひ保養継続のためご 支援下さい。500円からのワンコインカンパも受け付けています。
●カンパの振込先 
 ゆうちょ銀行  
 口座番号 00140−7−512647
 口座名称 避難プロジェクト@ちば
●ワンコインカンパ 
 ゆうちょ銀行
 記号 105001 番号 516411
 (通帳またはカードから)


☆ボランティアスタッフ募集!
 保養プロジェクトはボランティアスタッフが自主的につくるプロジェクト。一人ひとりが主役です。
 参加家族の皆さんに安全に過ごしていただくために、たくさんのボランティアが必要となります。
今夏の保養では、プールで一緒に遊ぶボランティアが不足しています。
 「子どもたちのために何かしたい!」という思いのある方は、是非お力を 貸してください。平日の7月23、24日の平日に参加できる方、歓迎です。1日のみの参加でも大歓迎です☆


☆千葉保養・ボランティアスタッフの熱い思い

●何気ない時間がと尊い
 私にとって保養とはのんびり、ほのぼのできる場所です。保養では、たくさんの家族やスタッフが集まって過ごしています。子どもも大人も普段の生活から離れて、のんびりとした時間の流れを満喫して過ごしています。食事をしたり、凧あげをしたり、マシュマロを焼いたり、海で遊んだり…。何気ない時間の一つひとつが尊く大切なのだと感じました。
 一番印象に残っているのは、子どもたちが自然と集り、海の砂で遊びはじめた場面。冬の海にもかかわらず、1時間半ほど熱中し 、力を合わせて山や穴をつくって楽しんでいました。
“子どもたちがやりたいことを気がねなく”――これが保養の魅力なのだろうと思います。(スタッフ・N)
●誰にでもできることが大切
震災から丸7年、福島の家族から今でも多くのことを学ばされます。外遊びや給食、当たり前だと思っていたことが奪われている日常、高線量地への帰還や子どもを使った「復興キャンペーン」…。家族は福島で起こっていることや気持ちを話してくれます。その度に「あなたのことを思っています」と言葉と態度で表してくれる人がそばにいることが、どれほど大きいかを感じます。
 特別なことじゃなくて、居ること、話すこと、見守ること…誰にでもできることが保養の一番大切なこと。多くの人 が保養に参加してくれるよう願っています。(スタッフ・J)