2014年千葉南房総・冬の短期保養を無事に終了することができました

〈雲ひとつない青空の下、福島とあったかくつながる保養ができました〉

今年も、南房総市岩井海岸そばの民宿・小池荘におきまして、福島から5家族18人を迎えて、1月4〜7日までの短期保養を行いました。当初は8家族31人の参加予定でしたが、突然の不幸などにより参加者がやや少なくなりました。しかし、千葉の保養は5回目ですが、かつてない天候にめぐまれ、本当にあったかな保養プロジェクトができました。

○今回の保養プロジェクトの2つの試み

 今回、私たちは参加された方と一緒に、一歩先に進める保養企画として、二つの試みを行いました。
 一つは、南房総に在住の方々との直接的な交流、つながりのきっかけを福島のご家族に提供したいということでした。これは同じく様々な形のイベントや保養で心をつなぐ取り組みをされているNPO法人・「虹のかけ橋」の企画で「あったか交流運動会」を行いました。福島と南房総の子どもたちやママ・パパが一緒にすべてを忘れ、夢中になった心も身体もあったかで素敵な交流運動会となりました。私たちスタッフも多くを学ばせてもらいました。

そしてもう一つは、保養の必要性・保養が行われていることを知らない方に、情報を発信し、気軽にカンパや参加・支援が可能な仕組みの実践でした。これは、スタッフでもあるデザイナー・ソラくんの提案企画でした。支援をしてくれた方と保養参加者のパズルのピースになるメッセージカードを、参加者全員で実際に組み立てました。

そして、地元の青年や全国規模で保養の活動されている方もスタッフとして参加していただきました。また、交流会を通じて、福島の方々の苦悩のなかで生きている福島の生の声も聞くことができました。

何はともあれこれらは写真を見てください。

また、保養参加がきっかけで移住や母子疎開を検討したいというご家族もいらっしゃいました。

○支援してくださったみなさんに感謝いたします
 この保養を、ワンコインカンパ、安全な食材、物資提供、ボランティア・スタッフ参加など、自分が出来る様々なかたちで手を差し伸べてくれている方々に心から感謝致します。
 私たち自身、今回の保養を通じて、出会った家族、仲間が、おたがいに尊敬しあい、認めあい、人間同士のつながりと底力で、子どもたちの希望のある幸せな人生につながるものを見つけていきたいと思いました。
 支援していただいている方、この保養を知られた方、この現実をなんとかしたいという方、一度ちょっとでも覗いてみて下さい。きっと、そこから何かが変わるはずです。お待ちしております。


NPO法人・「虹のかけ橋」の企画で「あったか交流運動会」