皆が繋がり、子どもたちの未来へ プロジェクト実行委員長からのあいさつ

2013年冬休み保養プロジェクトin 南房総が無事に終了しました!

 本年1月4〜7日、福島の家族を迎えて冬の短期保養を南房総市の小池荘にておこなうことができました。1家族の方が風邪で来られなくなりましたが、6家族23人を迎えることができました。
 今回の保養では子どもたちには、時間がゆるすかぎり、元気に声を出して遊んでもらうことはもちろんですが、福島の家族が全員繋がりをもてることがひとつの目標でした。
 子どもたちと一緒にいろんな遊びを元気にしてみることをとおして、きっかけが提供できればと思いました。そして、3日目の夕方、福島のお母さん方だけで、自主的に話し合いがもたれていたということを後で知ることになりました。これは私たちが望んでいた保養プロジェクトのかたちの一つです。自由に声をあげにくい状況におかれた福島の家族どうしの「子どもたちを本気で守りたい」という同じ想いの繋がりがあれば、子どもたちの未来の希望になると思います。
 事故収束宣言以降、保養プログラムがどんどん少なくなっているそうです。このような保養プロジェクトの存在を知ってくれる人が増えることを切に望みます。この保養プロジェクトにはワンコインカンパであったり、一見見えない様々な方の様々な形での支援で成り立っています。今回保養に来られた福島の家族の方にも、「こんなにも多くの人と繋がっているんだ」ということが伝わったと思います。
 今回の保養にも、本当にいろいろな人が来てくれました。この保養に参加し、房総に移られた方、前回参加された方、今日しか来れないからと駆けつけてくれた方、お手伝いあればしますよと何度も来てくれた地元の方、保養のことを話したら差し入れをしてくれた方、割引をしてくれた方…。影となり、いろんなかたちでみなさんが役目を自覚してできたものでもあります。保養プロジェクトを重ねるなかで、だんだんと本当の意味で拡がりが出来てきたように思います。避難プロジェクト@ちばの保養を通して、皆が繋がり、子どもたちの未来へと繋がる活動となり、未来を守る繋がりになればと思います。
 本当にこの保養プロジェクトを支えてくれるみなさまのおかげです。ありがとうございます。是非、次回の保養の場にも来てみてください。

冬休み保養プロジェクト実行委員長