速報 私たちの 11 回目となる保養プロジェクトは無事に終了しま した

おだやかな晴天のもと、福島の家族は4日間をゆったりと過ごしました。ご支援いただいたすべての方へお礼を申し上げます。詳細は後ほど発行する会報をご覧ください。

あたたかいご支援!ありがとうございました

参加された家族の方からの感想
■毎食の食事を気にせず、悩むことなく過ごせて4日間気持ちがとても安らぎました。福島では食の安全をアピールするイベントが多く開かれ、地元の魚など放射性物質検査を実施している市場を見に行ったりすると、専門用語などで上手く話をまるめ込まれているような気がします。子どものためにもう一度食の安全について見直したいと思います。(Aさん)

■4日間、ゆっくりゆったり自由に過ごすことができました。子どもは朝から一日中お友達やスタッフさんと遊ぶことができ、とても楽しく過ごしていました。いつも暖かく迎えてくれるスタッフさんたちに感謝、感謝です。福島の状況は何ら変わりませんが、保養をこれからも継続していってくれたらありがたいと思います。楽しい4日間ありがとうございました。(Bさん)

■今回もゆっくりとゆったりとした4日間を過ごさせて頂きましてありがとうございました。福島ではなかなか話しが出来ない内容のこと(学校のこと、食事のこと、水のことなど)を笑いながら、泣きながら、腹の探り合いもなく、話ができるって本当にいいですね。今回、あらためて感じました。娘も1年ぶりに会えた友達と本当に楽しそうに遊んでいて見ていた私たちも楽しい気持ちになりました。いろんな矛盾の中の福島で生活することを選択した私たちにとって、千葉の保養は体の面でも心の面でもオアシスの様な存在です。(Cさん)

■今回、初めて千葉の保養に参加させていただきありがとうございました。震災から月日が経つにつれ、保養を受け入れてくださる団体が減り続けており、とてもありがたいと感じております。福島に住んでいると、地産地消で福島産を選んで買うときが多々あるのですが、保養に参加させていただく度に、本当に安心して食べてよいのかと考えさせれらます。福島から離れることが出来ないので放射性物質を体内に取り入れず、体外に排出するよう、子どものためにしっかりと考えて生活したいと思います。本来は福島から遠く離れることが一番ですが、まずは保養を受け入れてくださる方々に甘えて、長期保養できるように心と体のリフレッシュができるよう子どものために過ごしたいと思います。皆さまのお気持ちのお陰で保養させていただいています。(Dさん)

■よい天気にも恵まれ、スタッフのみなさんの笑顔に包まれて、晴ればれとした気持ちでここ南房総の保養から新年をスタートでき、うれしく思います。震災から6年を迎えようとしていますが、先日の報道があったいじめ問題は今に始まったことではないと思います。そういった嫌な思いをする出来事は私たち福島県民には何かしらあるはずで、人ごとではありません。
 昨年の夏に参加したある保養で、車から降りようとしたら「新しい靴は持って来られましたか?」と聞かれました。頭が一瞬 “???”になりましたが、「いいえ」と答えると靴底をふかせられました。「そういうことか」と思いました。荷物もあまり持ち込まないで欲しいと遠まわしに言われたり、バックもナイロン製かプラスチックがベターだと…。震災当初に、そのようなところがあると聞いたことがありましたが、実際に経験したのは初めてで、しかも5年経った今、保養を支援してくださる方々がそうした対応だったのには大変驚きました。
 そんななかで、この千葉保養に来ることは親子共々とても楽しみでホッとする場所です。のびのびと子どもたちが遊べることはもとより、親にもリフレッシュできる時間を過ごせる。とても有り難いことです。福島で生活していると色々な事に葛藤したり、行き詰まったり、不安になることが多々あるので、その気持ちのリセットにも、保養はとても欠かせないと感じています。千葉のおじいちゃん、おばあちゃん、おにいさん、おねえさん、いっぱい遊んでくれてありがとうございました。たくさんのあたたかいご厚意に心から感謝いたします。(Eさん)

東日本大震災からまもなく6年が経とうとしています。初めは多かった保養団体も継続されている団体が少なくなっているなかで、夏と冬と年2回の保養を11回も継続していらっしゃることはとてもありがたいことで感謝の気持ちでいっぱいです。福島の状況はあまり変化がありません。まだ除染が継続されており、除染土は敷地内に埋まったままです。
 この1年で私の子どもに不整脈が見つかったり、甲状腺検査が2年間の間にA1からA2判定に変わり、複数ののう胞が見つかったりと心配は尽きません。移住が難しい方にとって保養の場がいかに貴重であるか…。運営等のご苦労はおありかとは存じますが、ぜひ保養を継続していただけることを切に願います。(Fさん)